風邪にまつわる知識

アレルギーは何科を受診?

近年、日本でもたくさんの人がアレルギー症状に悩まされており、病院へ通っている人も多いと思いますが、アレルギーが出てきたときに気になるのが「何科を受診すればいいのか?」という点です。
まずアレルギーとひと言で言ってもいろいろな種類がありますし、どんな症状が出ているのかによって受診する診療科は変わってきますから、症状を正しく認識するところからスタートしてください。

たとえばアレルギーが出やすいところとして代表的なのが皮膚や粘膜で、アレルギー反応によって湿疹が出てきたら、鼻や目の粘膜がやられて痒くなったり鼻水が出てきたりすることはよくあります。
皮膚にアレルギーが出てきた場合はそれがアレルギーによるものかどうか分からなくても、とりあえず皮膚科を受診するのが一般的ですし、鼻や目の粘膜がやられている場合は耳鼻科を受診することになるでしょう。

花粉症など分かりやすいものであればどこへ通えばいいのかも分かっているのでいいかもしれませんが、症状が不定期で現れたり、継続的に出ている場合は自分に合った病院選びが重要になりますので、評判などを調べて受診することが大切です。
また、アレルギー反応は皮膚や粘膜以外にも出てくることがあり、下痢や嘔吐を伴う消化器系へ反応が出てきた場合は消化器内科を受診することをおすすめします。

ただこの場合、アレルギーかどうか判断するのがなかなか難しい場合もありますので、個人病院へ受信した場合は総合病院に転院する可能性もあります。
もし症状なかなか収まらないようであればはじめから総合病院にかかったほうが手間もかからずに済むかもしれませんので、症状の度合いに合わせて受診する病院を選んでください。

さらにアレルギーが原因で呼吸器に異常が出てくることもあり、喘息などの症状がみられる場合はより専門的な診療科を受診することをおすすめします。
最近では呼吸器内科を持っている総合病院も多いですし、アレルギー関連を専門にしているアレルギー科がある病院もありますから、そういったところで診察を受けるといいでしょう。

病院の中にはアレルギーに関する知識が浅いところもありますから、まずアレルギーによる疾患かもしれないと思ったら、そこに強い病院を探すことが重要です。
インターネット上には病院探しに役立つ専門サイトもありますので、そういったサイトを利用して自分に合っているアレルギーに強い病院を見つけるといいでしょう。