春になると花粉症になる方も多いでしょう。
放っておくと鼻水などが止まらず、生活が苦しくなることも多いですが、病院へいくと専用の薬をもらえてかなり楽になることも多いです。
花粉症の症状がひどい方など、一度病院を受診してみるのがおすすめですが、このときは何科へ行くべきでしょうか？

花粉症の診察をやっているのは主に耳鼻科となりますが、内科でもこれに対応しているケースがあります。
どちらを選んでも問題はないのですが、より確実なのは耳鼻科となります。
耳鼻科は鼻の異常を専門に診ている病院ですから、鼻がつまる、鼻水やくしゃみがひどいといった花粉症の症状を診てもらう病院としては向いているのです。

さらに耳鼻科ではアレルギー関係の症状を専門的に診ている病院も多く、詳しいアレルギー検査ができる場合も多いです。
おそらくは花粉症だと思っても、具体的にどんな花粉のアレルギーなのか、詳しく調べたい方もおられるでしょう。
そのような相談は、内科よりも耳鼻科で相談した方が、詳しく症状がわかることが多いです。

このような点では耳鼻科の方が花粉症向きの病院に思えるかもしれませんが、内科でも花粉症を診られることはあります。
耳鼻科のように鼻の奥を詳細に調べたり、詳細なアレルギー検査ができるとは限りませんが、医師が診察を行ったうえで、花粉症のアレルギーに効く薬の処方はできることが多いのです。

このほか、内科でも簡単なアレルギー検査ができる場合もあります。
血液採取による簡易検査となり、所定のアレルゲンに対する反応を一括で調べる検査となります。
スギやヒノキなど、よくある花粉への反応は調べられますから、これである程度の花粉症は調べられるのです。
これくらいの簡易検査でもいいときは、内科でも相談できるでしょう。

ただし、この検査については、内科では対応していない場合もあります。
簡単なものでもいいので検査を受けたいときは、事前に各内科まで確認した方がいいでしょう。

このように花粉症について何科へ行くべきかというと、耳鼻科か内科となり、より詳しい対応を希望するなら耳鼻科がおすすめとなります。
なお、どちらに行っても花粉症を抑える薬自体はもらえることが多いです。
それを使うことで、少なくとも日常生活に支障が出ない程度には症状を抑えられることは多いですから、ひとまず薬が欲しいときは、どちらを選んでも問題はありません。

このときは自宅からの距離や、その病院の混み具合などで何科に行くか選んでもOKです。
花粉のシーズンは耳鼻科が混みやすいため、花粉症を診られる内科を選ぶのもいいでしょう。